覚え書き

特撮好きがいろいろ書きます

リュウソウジャーEP8

前回に引き続き、ケペウス星の王女姉妹の話。

 

ワイズルーからカルデナの妹・フィータを奪還することに成功したリュウソウジャーたち。だが、カルデナが「騎士竜」「マイナソー」という単語を知っていることに疑念を抱くメルト。彼女の前で、そのワードを言ったことはないはずなのに。彼女は何かを隠しているのでは。

この姉妹は、果たして敵か味方か……

 

そんなところから始まった今回の話。フィータがワイズルーから逃亡する際にエネルギー体を隠したという場所。あそこは『ウルトラマンジード』で主人公リクたちが暮らしていた星雲荘では。

 

フィータに化けたワイズルーは本物のフィータを人質にとり、カルデナを脅していた。エネルギー体を騎士竜の強化するために飲み込ませる、というのは嘘で実際はティラミーゴを破壊(殺害ではなく、破壊なのか。一応強化改造された生物だったと思うのだが。まあ、変形機能もあるしリュウソウジャーたち的にはロボットという認識なのかもしれない)するための罠であった。

そのことにいち早く気づいたメルトとバンバ。一方、コウはカルデナがフィータを助けたいという想いは本物だと信じ、ティラミーゴも大事だがあの姉妹も大切だと言い切る。

そしてコウはティラミーゴをカルデナたちのもとへ連れて行き、エネルギー体を呑み込ませてしまう……。

 

巨大化し、暴れ回るコカトリスマイナソー。そこへ竜装合体をして駆けつけるキシリュウオー。だが、ワイズルーの目論見通り、エネルギー体は爆発。リュウソウジャーは全滅してしまう。

 

と見せかけて、さっそうと登場するリュウソウジャーたち。なんと、エネルギー体を呑み込んだティラミーゴや、爆発したキシリュウオー・リュウソウジャーたちはフエソウルで作り出したダミーだったのだ!

コカトリスマイナソーのなかに囚われているフィータを救出すべく、アスナは歌う。マイナソーはどうやら、宿主の苦手なものが弱点らしく、ヘタな歌アレルギーのフィータをから生み出されたコカトリスマイナソーもまた、アスナのヘタな歌がてきめんに効いた。

そうして、無事コカトリスマイナソーからフィータを助け出したリュウソウジャーたち。姉妹は彼らに感謝しながら、自分たちの星へ帰ってゆく。

一方、してやられてしまったワイズルーは雪辱を晴らすべく次の行動へ

 

という内容。あらすじを書くつもりはなかったのだがついつい書いてしまった。

自分はどうも、コウのように「自分ではいい考えは浮かばないが、だれかがきっといい案を考えてくれるはず」というタイプはやや苦手な傾向にある。

それは、コウがそれだけメルトたちの能力を知悉し、頭脳を信頼しているということの証明ということになるのだが、「もし、それでどうにもならなかったら、自分はこうする」ということを少しでも示してほしかった。今回は特に、大切なティラミーゴの命がかかっていたのだから、もうちょっとは深刻さがほしいところ。まあ、なにに対しても「対案を!」というのは好きではないのだが。それに、コウのいいところはおそらく、そういう明るさ・猪突猛進さにあるのだろう、たぶん。

しかし、フエソウルの複製能力はあまりにも有能だ。今後、フエソウルを駆使すれば向かうところ敵なしでは? と思うほど。もちろん、どのようなアイテムにもある程度制約のようなものは存在するだろうから、どうとも言えないが。

 

今更ながら、ワイズルーはみなさまがおっしゃっているとおり、グレイテストショーマンの影響が強いのだろうか。(ちなみに私は映画未見なのでわからない)

 

リュウソウジャーは、実のところまだあまり物語に入り込めていないのである。

せっかく、『帰って来たウルトラマン』で主人公で新マンに変身する郷秀樹を演じた団時朗氏や、実写版『美少女戦士セーラームーン』のキャストたちが出演しているというのに。

ちなみに、郷秀樹を演じておられた当時の団時朗氏はかなりの美青年であった。長身痩躯、容姿端麗、異国情緒漂う美貌の青年(彼は日本人の母とアメリカ人の父を持つダブルである)。正直、彼ほど美しい男性はあまり見たことがない。当時の人々を魅了したに違いない。現在でもその彫の深い顔立ちは御健在で、ダンディでかつどこかワイルドな老紳士といった趣がある。

 

さてはて、次回はメルトがメインの回となるようだ。昨日の記事でも触れたが、第1話で死亡したマスターブルーが再登場する。マスターブルー役の渋江譲二氏が『仮面ライダー響鬼』で演じていたイブキはかなり好きな登場人物だっただけあって、次回見せ場があるのか気になるところだ。