覚え書き

特撮好きがいろいろ書きます

柴又散策1

東京にはよく遊びに行くが、もっぱら池袋やお台場ばかりで、下町にはほとんどいったことがなかった。東京にはまだまだ知らない場所がたくさんある。もったいないので、休日に少しずつ東京を制覇していきたいと思う。

 

今回は、葛飾区柴又。『男はつらいよ』で有名な町だ。とはいえ、20代の自分は観たことがない作品なのだが。

 

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寅さんと、見送る妹のさくら。寅さんの像は1999年に。さくらの像は2017年になって作られたものとのこと。

www.tora-san.jp

 


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古い町並みが残る柴又。行ったのは日曜日であったので、朝早くからでも多くの観光客がいた。

 


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こちら「柴又ハイカラ横丁」。一階は駄菓子屋やなつかしの雑貨、ゲーム機が置いてあったり、射的があったり。

 

2階はおもちゃ博物館となっており、昔の貴重な(当時としてはごくごく一般的な一般的な)おもちゃなどが展示されている。こちら入館料200円。チケットは1階のカウンターで販売されている。

 

柴又ハイカラ横丁

〒125-0052
東京都葛飾区柴又7-3-12
TEL&FAX.03-3673-9627
営業時間10:00~19:00
定休日 火曜日
(ただいま年中無休めざして
        火曜日も営業中!)
博物館は土・日・祝日のみ開館

www2.odn.ne.jp

 

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1階で駄菓子と博物館のチケットを購入し、2階へ。


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入り口入ってすぐ右手の上映スペースで昭和ゴジラシリーズの予告が流れていた。

先の「イチ・ゴジラ」の記事でも書いたが、自分は父の影響で初代ゴジラは観たことはあるが、プロレス時代のゴジラ映画は観たことがない。ただし、『モスラ対ゴジラ』『ゴジラ対メカゴジラ』だけは観たことがある。


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展示してあるのは、自分の父の世代のおもちゃたち。生まれるどころか存在すらなかった自分が、これらを「なつかしい」と思ってしまうのは、これらの時代のものが「なつかしいもの」というイメージをもってメディアなどから発信されているため、意識の内に刷り込まれてしまっているからかもしれない。一方、こういったものを自分が好むのは、生まれる前のもの=知らないものだからこそ、古いものがかえって目新しく映るからなのかもしれない。

 

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なんとも味わいのある、いわゆるパチモン。

仮面ライダーぬりえ」ではない。「仮面ぬりえ」である。

鉄腕アトム」ではない。「鉄腕くん」である。なんともや。


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自分は江戸川乱歩が好きだ。小学3年生のころに初めて少年探偵団シリーズの『透明人間』を読んでからのめり込んでしまった。

いつか、古本屋をめぐって、乱歩本の初版、といわなくとも当時出版されたものを手に入れたいというひそかな野望がある。



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この当時の人々が想像した宇宙のイメージを再現した空間だそうな。


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昔、母が「小さいころ、標本セットが当たり前に売ってて、よく買って遊んでた。赤い薬と青い薬、どっちがどっちだったか忘れたけど、片方を注射して虫を殺して、もう片方を注射して腐らないようにした」と話してくれたことがあった。なるほど、これが噂のものかと、ちょっとした感動を覚えた。なかなかえぐい遊びだが、それだけ当時の子どもたちにとって、昆虫は身近な存在だったのだろう。ちなみに、私自身虫捕りは今でも大好きだが、さすがに昆虫標本を作ったことはない。


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イカラ横丁を後にして、柴又を進む。腹が減ったので昼食をとろうと店を物色する。目についたのは、こちらのとらや。


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門前とらや(有限会社 妙好)

〒125-0052 東京都葛飾区柴又7-7-5

TEL.03-3659-8111

FAX.03-3659-8112

www.toraya.info

 

男はつらいよ』シリーズで実際に使われた店で、奥には撮影当時のままの階段がある。
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贅沢にもひとりで天丼をいただいた。このごろ副業を増やしたので、許してほしい。とだれに言うわけでもなく許しを請う。

さっくりしていて、うまい。語彙が貧困。とにかくうまい。

 

店を出て、ふたたび通りへ。帝釈天に行く前に、少し引き返して連れ合いへのお土産を探す。

 

そんな折、目についた店がこちら。


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漬物や甘味を売っている「い志い」

〒125-0052

東京都葛飾区柴又7-6-20

shibamata-ishii.net

 

昔ながらの製法で作っているくずもちは、もう数軒しかのこっていないそうで、そのような貴重なものならばぜひとも買って帰らねばならぬと購入。


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帰宅後、連れ合いと食べたくずもち。ほかのものよりも、なんとなくもちもち感があっておいしい。くずもちは見た目に反して柔らかく、弾力があまりないためあまりすきではなかったのが、このくずもちは私の好みのもっちり具合があってよかった。また行ったら買いたい。

 

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トントントンと、小気味好い音が響いてくる。はて、どこからだろうと探すと、どうやらこの店から発せられているようだ。

こちらは松屋の飴総本店

 

有限会社松屋の飴総本店
〒125-0052
東京都 葛飾区 柴又7-6-17
代表取締役 宮崎 修
営業時間AM8:30~PM5:00
不定
TEL:03-3657-1739
FAX:03-3657-2340

柴又帝釈天門前 松屋の飴総本店www.ni.bekkoame.ne.jp

 

手作りの日本飴に目がない私は迷わず駆け込む。お勧めだというたんきり飴を購入した。その際、優しい店員さんがおひとつ試食にとたんきり飴をくだすった。ほのかなしょうがの香りが漂う、やさしい甘さの飴であった。

日曜日であったため、店頭で飴を切る実演を見ることができた。よかものだ。

 

 

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さあさ、ようやっとやってまいりました帝釈天

帝釈天は『仮面ライダー響鬼』で主人公明日夢がよく走っている寺である。ちなみに、門の横に寅さんみくじがあり、『男はつらいよ』のメインテーマが流れていた。

 

〒125-0052

東京都葛飾区柴又7丁目10−3

www.taishakuten.or.jp

 

帝釈天は彫刻で有名なお寺である。こちら有料だが、見る価値はある。写真ではなくぜひ実物をご覧いただきたい。息を呑むほどの精緻さであった。自分は仏教大学の出のくせに仏教の知識に暗く、こういったときに知識があるとより楽しめるのだろうと、改めて教養の大切さを思い知った。と、小学生並みの感想。


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ちなみに帝釈天彫刻ギャラリーの入館料を支払えば、大庭園(邃溪園)も見学することができる。
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ちなみに、無料の給茶機があり、お茶を飲みながらゆっくり庭を眺めることができる。

 

このあと、矢切の渡しを見学し、亀有へ向かったのだが、それはまた明日にでも書こうと思うので、きょうはこのあたりにしておく。