リュウソウジャーEP9
今回は、リュウソウブルー・メルトが主役の回。
息抜きにと、ういの父親尚久に提案され宝探しゲームへ赴く一同。しかし、それはワイズルーたちの罠だった。
宝箱に飲み込まれ、ワンダーランドに閉じ込められたリュウソウジャーたちは、無事脱出できるのか?
という内容。
尚久が宝探しゲームを提案したのは偶然か、はたまた故意にか。尚久にはなにかしらの秘密がありそうだが、情報が少ないためなんとも言えず。
リュウソウジャーの結束を強めるための試練的な意味合いで、罠と知りつつ送り出した……というのは一般人を巻き込む可能性があるからリスキー。あるいはなにも知らずに参加している一般人たちを助けるために送り出したのか、それなら一言添えてもいいだろう。もちろん、自身の正体を悟られないためになにも語らなかった可能性も。
はたまた、実は黒幕でリュウソウジャーを全滅させようと……?
など、憶測は絶えない。でも、まあ、自分としては無難に偶然説を推していこう。
罠にかかり、ワンダーランドに閉じ込められたバンバを除くリュウソウジャーたちと他の参加者たち。無造作に置かれている宝箱を開くと、それぞれの望むものが手に入るが、脱出することができないため使いどころもなく、際限なく出てくるため増える一方で、かえって困惑する参加者たち。
サラリーマンの金はとにかくとして、女子高生の欲しいものがコスメというのは安易すぎるのではと思いつつ。
いち早く閉じ込められたことに気づいたメルトは、宝箱を開けずに脱出の方法を探る。
そこに現れたのは、死んだはずのマスターブルー。
メルトが望んだから宝箱から現れたのか、はたまた幻覚か、戸惑いながらもマスターブルーと対峙するメルト。
マスターブルーは、メルトに「お前が欲しかったのは自信」と告げる。
脳筋……もとい、猪突猛進傾向にあるコウとアスナとともにいると「考えるより行動!」とよく言われていたのだろうなと思う。
前回の話で、コウが「考えるより行動」ができたのは、メルトやバンバが「考える役割」を担っていたからもある気がするので、(今回の話で、コウが再び知性派のメルトに考える役割をやってもらうようになったとしても)、なんだかなという。上手くは書けないが。
ラストはマイナソーの状態である小箱をバンバが破壊して大団円。
たとえ無機物であったとしても、長い時を経るうちにマイナスの感情を抱くとマイナソーを生み出すらしい。
ここは、私としては小箱の寂しさを満たしてあげるようなラストだったらいいのにと思ったが、今回の主軸はあくまでメルトが自信を手に入れることであるので、そんなラストをつけたら蛇足になってしまったかもしれない。
次回はアスナ回。別段女性キャラだからと「ヒロインらしい活躍」はしないでいいと思うが、メインキャラクターとして、活躍する回になるといいなと思う。